この道で生きていこうとはっきり決めたのは、会社を辞め学び直しで入った大学院在学中の時です。

授業の一環で、とある事業者さまの経営コンサルティングを行なった際のことです。施策提案がまとまり、報告書とプレゼン資料が完成。後日、社長へ施策提案のプレゼンをしていた際のことです。それまで真剣に耳を傾けていた社長が急にうつむきました。社長にとって面白くない提案があったのではないかと思い、内心ドキドキしていると、社長がポツリと次のことを仰いました。

「ここまで考えてくれるとは思わなかった」

気分を害していたわけではなく、涙を堪えるためにうつむいていたのだと気付きました。

授業の一環とはいえ、施策提案をするためにこれまでの社会人経験と経営学の知識をフル動員し、睡眠時間を削り、時間ギリギリまで考え抜いて施策提案を作り上げました。

「ああ、一生懸命やって良かった」と心の底から思いました。社長に感謝の言葉をいただき、私自身も、ここまで喜んでいただけるのかと感動しました。

自分の経歴や性格的な強みを考えると経営コンサルタントとして仕事をすることは向いていましたが、それまでは大学院卒業後、経営コンサルタントではなく事業会社にて経営企画や事業企画の仕事に就こうと考えていました。

仕事をするのであれば、世の中のためになる仕事をしたい。少しでも社会を良くすることができる仕事をしたい。そう思っています。この仕事なら自分の強みを活かせ、お客さまに本当に喜んでもらうことができる。

この出来事で、経営支援、経営コンサルタントの道で生きていこうと決心し、大学院卒業後、経営コンサルタントとして独立すること念頭に置き、進路を経営コンサルタントの方向へ向けました。

経営コンサルティング会社、経営支援の行政機関を経験し、2022年夏、念願かなって中小企業診断士として、経営コンサルタントとして独立する運びとなりました。

皆さまどうぞ宜しくお願いいたします。

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